
腰痛の特徴
腰痛は、腰部を中心とした重だるさ・痛み・張り・動かしにくさなどを総称した症状です。
急に発症する腰痛もあれば、長期間にわたり繰り返す慢性的な腰痛もあり、
その原因は一つではありません。
長時間の同一姿勢、姿勢不良、筋肉の過緊張、
加えて神経・血流・自律神経の関与が背景にあることも少なくありません。
「湿布や痛み止めでは一時的にしか良くならない」
「整体やマッサージを受けてもすぐ戻ってしまう」
そのような場合には、医療としての評価と治療が有効なことがあります。
腰痛の原因
腰痛の原因は複数が重なっていることが多く、代表的なものとして以下があげられます。
- 腰部・殿部・体幹筋の過緊張
- 長時間の同一姿勢(デスクワーク・スマホ操作)
- 姿勢不良(反り腰・猫背)
- 血流障害
- 神経の刺激や炎症
- 自律神経の乱れ・ストレス
腰痛の治療
■保険診療:硬膜外ブロック注射
腰痛に神経の炎症や刺激が関与していると考えられる場合、
硬膜外ブロック注射を行うことがあります。
腰部の神経周囲に薬剤を投与することで
- 炎症の鎮静
- 痛みの軽減
- 動作時の痛みの改善
などが期待できます。
■保険診療:トリガーポイント注射
腰部や殿部の筋肉に、強い緊張や硬結(トリガーポイント)が形成されている場合、
トリガーポイント注射が有効なことがあります
局所の筋緊張を和らげることで、
- 腰を動かしたときの痛み
- 押したときの痛み
- 慢性的な重だるさ
の改善が期待できます。
筋肉由来の腰痛が疑われる場合に保険診療として行える治療です。
■自費診療:ハイドロリリース注射(筋膜リリース)
腰痛の原因として、筋膜や筋肉の癒着・滑走不良が関与している場合、
ハイドロリリース注射(筋膜リリース)が有効なことがあります。
生理食塩水などを用いて癒着部位を広げることで、
- 筋膜の滑走改善
- 血流促進
- 深部の緊張緩和
を目指す治療です。
マッサージでは届きにくい深部の原因に直接アプローチできる点が特徴で、
慢性的な腰痛や繰り返す腰痛に選択されることがあります。
このようなお悩みの方はご相談ください
- 腰痛が長期間続いている
- 湿布や内服薬では改善しない
- 動くと痛みが強くなる
- マッサージや整体で一時的にしか良くならない
- 仕事や日常生活に支障が出ている
| 治療法 | 主な適応 | 特徴 | 保険/自費 |
|---|---|---|---|
| 硬膜外ブロック注射 | 神経の炎症や刺激による 腰痛動作時痛が強い腰痛 | 神経周囲の炎症を抑え、痛みを軽減 急性〜慢性腰痛まで幅広く対応 | 保険診療 |
| トリガーポイント注射 | 筋肉の過緊張・硬結が原因の腰痛 押すと痛い・重だるい腰痛 | 緊張した筋肉を直接緩める 局所的な痛みに有効 | 保険診療 |
| ハイドロリリース注射(筋膜リリース) | 慢性的な腰痛繰り返す腰痛・深部の張り | 筋膜の癒着を剥がし滑走を改善 マッサージで届かない深部に作用 | 自費診療 |
腰痛の原因は一つではないため、当院では症状や経過に応じて、これらの治療を単独または組み合わせて行います。
よくあるご質問
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腰痛は湿布や痛み止めだけで治りますか?
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急性の腰痛は改善することもありますが、
痛みが長引く場合は、筋肉・関節・神経など原因の評価が重要です。
状態に応じて、注射治療やリハビリ的な指導を含めてご提案します。
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腰痛と足のしびれは関係がありますか?
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関係していることがあります。
腰由来の神経刺激により、臀部〜下肢の痛みやしびれ(坐骨神経痛様症状)が出ることがあります。
症状の出方を確認し、適切な治療方針を判断します。
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神経ブロックは保険でできますか?
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はい。
症状や診断により、保険診療で行える神経ブロックがあります。
適応は診察の上で判断し、必要性・安全性を説明したうえで実施します。
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ハイドロリリース注射は腰痛にも効果がありますか
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筋膜や筋肉の癒着・緊張が痛みに関与している場合、
ハイドロリリース(筋膜リリース注射)が有効なことがあります。
深部の緊張に直接アプローチできる点が特徴です。
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何回くらい治療が必要ですか?
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症状の程度や原因によって異なります。
1回の治療で改善を実感される方もいれば、複数回の治療が必要な場合もあります。
経過をみながら、無理のない治療計画をご提案します。
