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性感染症(STD)

性感染症とは

<クラミジアに感染したら 性感染症は早期発見・早期治療が大切です。
「もしかしたら・・・」と思ったら、早めの受診をおすすめします。

性感染症は性行為によってうつる感染症で、英語のSexually Transmitted Diseasesの頭文字をとってSTDとも呼ばれています。性器のかゆみや痛み、おりものの変化といった症状を伴うものばかりでなく、ほとんど自覚症状のないこともあります。症状がなくてもパートナーにうつしてしまうことがあるため注意が必要です。

性感染症のなかには、治療せずに放置すると不妊の原因になるものがあります。例えば、クラミジア感染症。若い人たちの間でもっとも流行している感染症の一つで若い女性の20人に一人がかかっているとも言われていますが、大半は無症状であるため治療の機会を逃してしまいます。クラミジア感染を放置すると、不妊の原因となり、妊娠した場合でも子宮外妊娠や早産・流産の原因になります。また出産時に赤ちゃんに感染すると、結膜炎や肺炎を起こすことがあります。不妊治療の観点からも、性感染症は早めに発見、治療することが大切なのです。

主な性感染症について

梅毒
梅毒は近年患者数が増加している性感染症で、性交時に粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。慢性の感染症で何年もかかって進行していきます。第1期は感染した場所(性器、肛門、口など)に硬いしこりができ、第2期は全身(特に手のひらや足のうら)に発疹ができます。症状のないものもあり、その場合も病気は静かに進行して数年〜数十年後に心臓や血管、神経の異常が現れることがあります。

クラミジア
日本でもっとも多い性感染症で、性交により感染します。オーラルセックスで咽頭に感染することもあります。女性は無症状か、おりものが少し増えるなど軽い症状であることがほとんどです。男性も症状は軽く、尿道がむず痒くなったり、排尿時に軽い痛みがある程度です。治療せずに放置すると不妊や流産・早産の原因になります。

淋病
淋菌は感染力がとても強く、のどや直腸、尿にもでるため口や肛門での性交でも感染します。男性は感染すると排尿時に痛みが出たり、濃い黄色の膿がでます。女性は症状が男性ほど強くなく、気付かないこともあるため注意が必要です。妊娠時に感染していると出産時に赤ちゃんに感染して失明や関節炎を起こしたり、命に関わる症状になることがあります。

性器ヘルペス
男女共に、感染すると性器に小さな水ぶくれやただれができて痛みやかゆみが続きますが、症状がないこともあります。一度感染するとウイルスが体の中に住み続けるため、疲労時や抵抗力が落ちたときなどに再発します。性器ヘルペスは主に2型の単純ヘルペスウイルスに感染することで起こりますが、口唇ヘルペスのウイルス(主に1型)もオーラルセックスで性器に感染することもあるので、症状がでているときは避けましょう。

尖圭(せんけい)コンジローマ
性器や肛門のまわりに小さなイボができる性感染症です。性交時に皮膚や粘膜の小さな傷からうつります。イボができないこともあり、かゆみや痛みなどの自覚症状もほとんどないため、感染に気付かないこともあります。治療は、切除や焼灼、凍結などの外科的治療か、薬物塗布の方法があります。

トリコモナス
膣トリコモナス原虫によって感染します。性的接触だけでなく風呂場やトイレで感染症することもあります。女性は悪臭のあるおりものが増えたり、外陰部に痒みや痛みが起こります。男性の場合は排尿時に軽い痛みを伴うことがありますが、感染症に気づかない場合がほとんどです。妊娠中に感染症すると早産になることがあります。

性器カンジダ
常在菌であるカンジダ菌が膣内で増殖することで起こります。ほかの性感染症と違い、性行為で感染する割合は少なく疲労や抵抗力の低下などにより自然発生する場合が多いのが特徴です。女性はカッテージチーズのようなおりものと外陰部の痒みがおこりますが、男性は無症状のことがあります。

B型肝炎
B型肝炎ウイルスは血液、精液、膣分泌物に多く含まれており、母子感染か性交渉、または注射器の回し打ちなどで血液を介して感染します。発病の初期にはだるさや吐き気、頭痛、微熱などが起こり、続いて黄疸が見られます。ウイルスキャリアになると肝硬変や肝臓がん等、健康に重大な影響をおよぼします。

HIV感染症・AIDS
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が感染することで起こります。感染初期は喉の痛みや関節痛、発熱などインフルエンザのような症状が起こることがあります。ウイルスキャリアになると数年〜10数年は症状のない時期が続きますが、そのまま治療を行わないとAIDS(後天性免疫不全症候群)を起こし、急激な体重の減少や、肺炎、悪性腫瘍などを引き起こし、死に至る場合もあります。

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